長崎市東京事務所長 神近宣博
在京南高の皆さんは、ふるさと長崎を離れてもう何年になりましたか?そして、どのくらいの割合で長崎に帰っていますか?きっと、「もうだいぶん帰っていないな〜」という方も多いのではないでしょうか?たまに帰っても、子供の頃仲間と遊んだろじうらや駄菓子屋を訪ねることもきっとないでしょう。今日は、この「フロム サウス」の誌面を借りて、ここ数年の間、昔のよさを生かしながら長崎の街がどのように変わっていくのか、また長崎市民のみなさんが、自分の街をどのように変えていこうかという取り組みを紹介したいと思います。
今年になって、高速道路が長崎市内中心部(市民病院横)まで伸び、常磐町の埋立地には、運河やレストランを配した長崎水辺の森公園などもオープンしました。網場町にあった水族館も今は、全国でも珍しい「ペンギン水族館」に生まれ変わって、子供たちの人気のスポットになっています。
さらに、2006年(平成18年)春までには、長崎港の入り口には女神大橋(仮称)、皆さんがよく通った立山の図書館一帯跡には歴史文化博物館が、また、出島には当時の建物の復元(2次工事)がなされ、そういう意味でも、今後長崎のまちの様子は大きく変わっていきます。
みなさんよくご存知のとおり長崎は、日本(和)、中国(華)、西洋(蘭)の文化が溶けあったまちです。いたるところに面白い場所やものがいっぱいあります。これを機会に、そんな長崎のまちを“さるいて”(歩いて)長崎ならではの不思議を発見し、楽しさを体験していこうというイベントを考えました。
それが「わからんまち体験 長崎さるく博’06」です。
すべてのイベントを市民が企画し、市民が実施するという市民プロデュースすることによって“長崎のまちを知って楽しもう”というイベントです。従来のようにパビリオンを設置するようなものではなく、いわばソフト型の博覧会といっていいでしょう。
「わからんまち体験 長崎さるく博’06」は「まち活かし」「ひと活かし」を基本理念に、まず長崎市民が「まち歩き」を通じ、地域の豊富な観光資源を再発掘し磨きをかけ楽しむこと、次に長崎を訪れるお客様が歴史、文化、人、自然にふれ、長崎の良さを時間をかけてゆっくり体感していただくことで、長崎の新しい楽しみ方、イメージを全国に発信しようとするものです。
では、その「わからんまち体験 長崎さるく博’06」をもう少し詳しく説明します。
<<企画趣旨>>
@地域資源の再確認
A新たな観光プログラムの創造
B観光客の増加と満足度の向上
C新たな長崎観光のイメージの形成
<<基本計画>> 〜 市民プロデューサーによるプロデュース
@すべてのイベントを市民が企画し、市民が実施する。
Aイベント実施による直接的な利益は、すべて市民が享受する。
B実施されるイベントの大半は継続されることを前提とする。
<<イベントの基本構想>>
@基本イベント・・・まち歩き「長崎さるく」
A演出イベント・・・まちなかでの寸劇やルート装飾など
B記念イベント・・・2006イベントを記念して実施するオープニングなど
C市民参加イベント・・・市民が長崎を楽しむために自由に企画するイベント
Dタイアップイベント・・・団体・協賛機関イベントや既存イベントとのタイアップ
<<イベント期間(予定)>>
本イベントは2006年(平成18年)4月〜10月下旬で、プレイベントととして、2004年(平成16年)10月23日〜11月23日と2005年(平成17年)8月〜10月を考えています。
長崎をさるくにあたって、参加者の趣味の程度によって3つのメニューを考えてみました。
<入門編> 「長崎遊さるく〜自由きままに長崎散策〜」…マップ(地図)を見ながら、自分で自由に観光するまち歩きです。初めて長崎に来た人や、まだ長崎をよく知らない市民のために、市民プロデューサーや地元住民などが長崎観光の主要ポイントを集めた標準コースを設定して、マップにまとめて提供します。
<中級編> 「長崎通さるく〜長崎名物ガイド・ツアー〜」…「長崎さるくガイド」に案内してもらいながらまちを歩きます。“知らなかった長崎”を体験できるメニューで、長崎を一通り経験している来訪者やもっと長崎を楽しみたい人にぴったり。コースは「長崎さるく」とだいたい同じですが、長崎を観察して味わう視点がより深くなっています。ガイド・ツアーならではの、知的好奇心を満足させるまち歩きです。定番化して定期的に実施。参加費は有料ですが、「長崎通さるく」を充実・定着させることで、長崎観光の名物にしていきます。
<上級編> 「長崎学さるく〜「専門家の講座」+長崎通さるく〜」…長崎をさらに深く学びたい人が対象の、「講座」と「ガイド・ツアー」をセットにしたメニューです。テーマ別のコースを設定し、それぞれのコースについての詳しい情報を集めた「長崎学さるく解説ノート」を発行。講座はテーマの専門家、研究者が担当します。「長崎学さるく解説ノート」を事前に配布して講座を省略し、ガイド・ツアーのみを行なう「簡易版・長崎学ツアー」もあります。参加費は、企画に応じて個別に設定。この「長崎学さるく」を定番化することで、長崎観光の質を高めます。
長崎のまちには、いたるところにおもしろい場所やものがいっぱいあり、その中には、歩いてみて、初めて分かることがたくさんあります。
「長崎さるく」は、長崎のまちを歩きながら、長崎の歴史、文化、生活、風俗を体感してもらうイベントです。単なる散策にとどまらずに、興味の程度に応じ、長崎を味わうコース・メニューを設定するなど、長崎観光の特徴的な定番イベントとして定着させ、全国的にアピールしていきたいと考えています。
今後、南高の在京同窓生の皆様にも2006年に向けて、「わからんまち体験 長崎さるく博’06」の情報を機会があるごとにお伝えできれば幸いと考えていますので、是非応援をお願いいたします。
(お問合せ先)
長崎さるく博’06事務局(長崎市観光2006推進室内)
〒850-0053長崎市玉園町2−41 Tel (095) 832-2036
Fax (095) 832-2037